前回の総集編では、約1か月間のホームステイ全体について振り返りました。
今回はその中から「食事」に焦点を当てて、彼女との思い出を紹介したいと思います。
ホームステイの中で一番盛り上がったのが“食”の話。
一緒に料理をしたり、外で食べたり、味の違いに驚いたり。
食事を通じてお互いの文化を感じることができた、とても楽しい時間でした。
🌮 一緒に作った「タコス」
まず最初に紹介したいのが、一緒に作ったタコスです。
日本では「タコス」と言いますが、彼女の地元・テキサスでは「タコ」と呼ぶのが一般的だそうです。
具材はひき肉、レタス、トマト、アボカド、チーズなどで、見た目は日本で食べるタコスとほとんど同じ。
でも今回は、アメリカの人気スーパー「Trader Joe’s(トレーダー・ジョーズ)」で彼女が買ってきてくれたタコス用スパイスを使って、本場の味に挑戦しました。
実はトルティーヤも小麦粉から家族で手作り。
フライパンで焼き上げると香ばしい香りが広がり、レモン汁やサルサソースをかけて食べたら、まるで現地の食卓のようでした。
子どもたちは「辛い〜!」と言いながらも、笑顔でおかわりをしていたのが印象的でした。
まさに“文化の味”を体験できた瞬間でした。
🍜 留学生が気に入った日本の食べ物ベスト3
彼女は日本滞在中、いろんな食べ物を楽しみました。
その中で特に気に入っていた「お気に入りの日本食ベスト3」を紹介します。
🥖 第3位:パン(ネオバターロール・サンドイッチ)
彼女がよく買っていたのが、ネオバターロールという中にマーガリンが入ったパン。
アメリカではこうしたタイプのパンはあまり見かけないようで、「中にバターが入ってるなんて最高!」と感動していました。
また、コンビニのサンドイッチもお気に入り。
語学学校に通っていた平日のお昼に、よくハム&レタスのサンドを買って食べていたようです。
🍲 第2位:うどん(丸亀製麺)
次に気に入ったのはうどん。特に丸亀製麺のぶっかけうどんを気に入っていて、「スープが美味しい!」「麺の食感が最高!」と大絶賛でした。
だしの味はアメリカではあまり馴染みがないと思うのですが、意外にも「全部飲み干したいくらい」と気に入ってくれました。
天ぷらとの組み合わせもお気に入りだったようです。
🍥 第1位:ラーメン(スシロー)
そして堂々の第1位は、なんとラーメン。
有名なラーメン店にも行きましたが、彼女が一番好きだったのは意外にも「スシローのラーメン」でした。
お寿司屋さんなのに、スープも麺も本格的。
「ここが一番美味しかった!」と笑顔で話してくれたのが印象的でした。
🫢 ちょっと苦手だった日本の食べ物
もちろん、全てが口に合うわけではありません。
彼女が「これはちょっと苦手かも…」と感じたものもいくつかありました。
🫘 第1位:納豆
見るなり「これは本当に食べ物なの!?」というリアクション(笑)。
においをかいだ瞬間に「No thank you…」と首を振り、一口も食べられませんでした。
日本人でも苦手な人が多い納豆、海外の人にはやっぱり難易度が高いようです。
🍲 第2位:味噌汁
「日本の伝統的なスープだよ」と説明しながら出した味噌汁。
興味を持って飲んでくれましたが、「ちょっと不思議な味」との感想。
おかわりはありませんでしたが、文化として理解しようとしてくれたのがうれしかったです。
🍛 第3位:カレーライス
食べ慣れた味とは違ったのか、日本のカレーは少し重たかったようです。
食べてはくれましたが、完食はできず「お腹いっぱい〜」と笑っていました。
こうした“苦手な食べ物”も、異文化を知る大切なきっかけになりました。
🍰 スイーツ編 ~日本の“甘い発見”~
甘いものが大好きな彼女にとって、日本のスイーツはまさに天国。
滞在中は毎週のようにいろんなスイーツを試していました。
🍵 抹茶スイーツ
お茶はあまり飲まなかったのに、抹茶スイーツは大好き!
抹茶ケーキ、抹茶チョコ、抹茶ラテなど、見つけるたびに試していました。
「この香りが落ち着く」と話していたのが印象的です。
🍓 イチゴスイーツ
もうひとつのお気に入りはイチゴ。
イチゴパフェやショートケーキはもちろん、スーパーで見つけたいちご味のキットカットには大興奮!
アメリカではキットカットの種類が少ないそうで、抹茶やイチゴなど日本限定フレーバーを見つけたときには大喜びでした。
帰国の際には「友達に配るんだ!」と、いろんな味のキットカットをスーツケースいっぱいに詰めていました。
🍴 おわりに
食事は、文化の違いを最も身近に感じる瞬間のひとつです。
「同じ食べ物でも国によって味や意味が違う」
そんな発見を、彼女との1ヶ月でたくさん経験しました。
辛いタコスを一緒に食べた夜、
うどんの“だし”を気に入ってくれた瞬間、
納豆に全力で拒否された朝(笑)——
そのどれもが、今では大切な思い出です。
次回は、異文化コミュニケーション編として、
言葉や習慣の違いの中で感じたことを紹介していきたいと思います。

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